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子宮内膜症とは?「原因や薬や治療について調べてみた」

2017/06/29

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「子宮内膜症」は子宮や卵巣の病気で、場合によっては不妊の原因になるそうです。
近年、20~40代の女性を中心に急増している病気なので、女性であれば一度は名前を耳にしたことがあるかと思います。
しかし、知名度が高い一方で「どうしてなるのか?」「どんな治療法があるのか?」といった詳しいことについては知らない方が多い病気でもあります。
そこで今回は、意外とよく知らない子宮内膜症について調べてみたことをご紹介していきたいと思います。

 

子宮内膜症とは?

子宮内膜症とは、本来は子宮内腔にしかないはずの子宮内膜の組織が、子宮以外の場所にできる病気です。
子宮内膜症の発生部位は人それぞれですが、卵巣、子宮、骨盤内の腹膜で見られることが多いです。
子宮内膜はエストロゲンという女性ホルモンにより、増殖と剥離がコントロールされていて、子宮内膜症ではこの増殖と剥離が子宮内腔外で起こります。
そのため、子宮内膜症は、エストロゲンの分泌が停止する閉経後には起きにく、患者の多くが20~40代という特徴を持ちます。
また、エストロゲンは妊娠中にも減少するのですが、近年では妊娠をしない女性が増えていることから、子宮内膜症の患者数は昭和40年代と比較すると約3倍に急増しているとも言われています。

 

症状は?

代表的な症状は「痛み」です。
子宮内膜は生理がくると剥がれ落ちますが、子宮内膜症でも同様のことが起こります。
ただし、子宮内腔に正常にできた内膜が生理で剥がれた場合には体外に排出されますが、子宮内膜症の場合には排出できずにどんどん体内に溜まっていって、他の臓器との癒着を引き起こします。
その結果、生理痛や下腹部痛、腰痛、性交痛、排便痛、慢性骨盤痛などが現れ、これらの痛みは生理を繰り返すごとに酷くなり、最終的には日常生活に支障をきたすまでになります。
また、痛みの他にも、不妊、血尿、血便、気胸などの症状が引き起こされることもあります。

 

原因は?

はっきりとした原因はわかっていませんが、以下の2つの説が有力と言われていました。

・移植説

子宮内膜が剥がれる際に出た血液が、何らかの原因で体外に排出されず、卵巣方向に逆流するという説です。
逆流先で子宮内膜組織が増殖し子宮内膜症を引き起こすのではないかと考えられています。

・化生説

腹膜が何らかの原因で子宮内膜に変化して増殖し、子宮内膜症ができてしまうという説です。

 

 

治療法は?

子宮内膜症の治療は大きく「薬物療法」と「手術療法」の2つに分けられます。
どちらを適用するかは、患者の年齢や、発生箇所、症状の度合い、今後の妊娠予定などを考慮した上で判断されます。

・薬物療法

ー偽閉経療法

卵巣の働きを抑制する薬を使って、擬似的に閉経状態を作り出します。
エストロゲンの分泌が抑えられることで、子宮内膜症の改善が望めます。

ー偽妊娠療法

ピルやプロゲステロンを服用して、擬似的に妊娠状態を作り出します。
子宮内膜の増殖が抑えられるため、子宮内膜症の改善が望めます。

どちらの療法でも、薬の副作用が出る危険性があるので、医師と相談しながら行うことが大切です。

 

・手術療法

ー腹腔鏡手術

お腹に小さな穴を複数開けて、そこから腹腔鏡を挿入し、処置します。
体への負担が少ない、術後の回復が早い、傷が目立たないなどのメリットがあります。

ー開腹手術

全身麻酔下で、お腹を約1015センチ切開する手術です。
病巣が大きい場合や、卵巣や子宮を摘出しなければいけない場合に行われます。

子宮内膜症について難しいことばかりでした。
子宮内膜症は痛みなどの不快症状だけでなく、不妊にもつながる病気です。
早期に症状をキャッチして治療が始められるように、どんなものなのか理解を深めて起きましょう。
に来なる場合はすぐに病院で診断を受けてみましょう。

 

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