マタニティーの知識

妊娠中のデンタルケア

2017/08/12

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妊娠中は虫歯になりやすい

妊娠すると胎児にカルシウムを摂られて歯がボロボロになると言う話を耳にしたことのある人がいるかもしれません。しかし妊娠自体が歯を溶かすことはなく、歯は血中カルシウム濃度を保つために、血液中に溶け出したり、取り込まれたりすることはほとんどないようです。

 

つまり、妊娠中や産後の歯の不調は、主に妊娠中のデンタルケアによると言えます。
妊娠中は身体にさまざまな変化があらわれますが、唾液が粘っこくなり、虫歯菌が出す酸を中和する働きが弱まるのも意外と知られていない身体の変化です。

 

さらに、つわりで食事も取れる時に食べられるものを少しずつ食べ続けるなど食事の回数や内容も不規則になったり、また気持ち悪くてしっかり歯磨きができなくなったりします。

 

つまり、口の中の浄化機能が低下している上に、つわりなどで汚れた状態を保つ時間も長くなり不衛生になってしまうので、虫歯が進行しやすい時期と言えます。

 

妊娠中期に歯科検診を!

意外と盲点になってしまうデンタルケアですが、自治体によっては歯科検診を無料で受けることができるなど補助制度もありますので、出産までに一度は歯科に行ってチェックしてもらうとよいでしょう。
出産後しばらくは、歯医者に通うのも難しくなるので、妊娠中に歯科検診を受けることはその後の生活にとっても大事なことです。

 

出産時や産後にも歯痛があると生活に支障が出てしまいます。歯科検診は、つわりがおちつき、胎児が安定期に入った妊娠中期の早めの時期に受けるのがよいでしょう。

 

早めの時期をすすめる理由は、治療をする場合時間がかかることに加え、おなかが大きくなった妊娠後期では長時間仰向けでいる治療の姿勢が苦しくなる場合があるからです。

 
虫歯になってしまうと元に戻ることはありません。歯科検診を受けると、歯石除去などのケアや正しいブラッシング方法なども教えてもらうことができ、虫歯にならないように予防することもできるようになります。

 

虫歯があるのであれば、出産までに治療を完了させ、それ以上虫歯が進行しないようにすることが大事です。

 

虫歯を防ぐ食生活も大切

虫歯になる直接の原因になる、食生活の習慣を見直すことも大切です。虫歯菌が栄養にするのは、口の中に残った食べものカスの糖分です。

 

お菓子などの問食を控えるだけでも虫歯を防ぐ効果があります。問食する場合は、甘いものは控え、食べた後に歯を磨くことも大切です。食べるものもやわらかいメニューよりは、繊維質の多い固めの料理のほうが、食ベカスが歯につきにくく、虫歯になりにくいといえます。

 
食事にだらだらと時問をかけるのも歯の健康にとってはよくありません。つわりのときは仕方ありませんが、なるべく食事は決まった時間にすませ、食後には歯磨きをし、歯磨きがつらいときにはせめて食後にうがいをするなど口の中を綺麗に保つ工夫をしましょう。

 
つわりの時は、歯ブラシを口に入れるだけでも吐き気や嘔吐が起こってしまう方もいるかもしれません。日常的に使っていた歯磨き粉が受け付けなくなることもあります。歯磨き粉を替えてもよいですし、もしくはつけなくても歯磨きの効果はあります。無理のないようにデンタルケアを行ってください。

 

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